言葉はマインド

コラム

磯城島の
大和の国は言霊の
助くる国ぞ
ま幸くありこそ

これは万葉詩人の柿本人麻呂が読んだ和歌です。
大和国は言葉にしたことが現実となり良い方向に向かい現実になる国です。どうぞ私が言葉にしたように、ご無事でいて下さい。
現代訳にすればこのような意味になりますが、万葉の時代には既に言葉の持つ不思議な力が信じられていました。

自分自身がどのような口癖を持っているかをご存知でしょうか?
その言葉は概ねネガティブ傾向、ポジティブ傾向のどちらになりますか?

言葉には価値観をはじめとした内面が大いに現れます。それは自分自身で把握している内面であることも潜在部分にあるものが言葉に出ていることもあります。

一度自分自身がよく使う単語や語尾について見直す時間を持つと、自分自身の思考やスタンスについての潜在部分が見えてくると思います。

否定形が多い場合には、否定的な方向へのプロセスが構築され、
肯定形が多い場合には、成功への確信が増えるアプローチになります。

上辺ポジティブを頑張っても、潜在から出る言葉が自分の行動をブロックします。

心からの言葉
心と繋がる言葉
自分の内側から真っ直ぐ出る言葉

これが望む現実を創造すると、自分の経験からも感じています。
その結末を望んでいなかったのに、自分の心に正直になれずに本心とは違うことを言ってしまったが故に現実が自分の望みとはどんどん離れてしまった経験は誰にでもあるかと思います。もうその後悔をしたくないから、私は自分の望むことを言葉にしようと決めています。

言霊の霊力や引き寄せの法則は量子力学で解明が進んでいるように、見えない不確かから確実なものになりました。

ここで言葉で現実を引き寄せるアファメーションが上手くいかないと感じていらっしゃる方も多いと思います。それは何故なのでしょうか?
言葉にする回数が少ない場合には回数を増やすことで現実想像が近づきますし、回数が多いのに上手くいかないときには、本気度が低いことが考えられます。心から、心が叫ぶように本気で言葉にしてみて下さい。それでもうまくいかないときは、言葉を変えて言い換えてみて下さい。

自分自身の内側と外側が真っ直ぐに繋がるとき、望む現実に変わり始めますよ。

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